医療に従事する方へ
現代の医学教育では触れられない、東洋医学の真髄に触れてみませんか?
病院などの医療の現場では、製薬や漢方製剤の使用や針灸が 認められており、現在その有効性は単に経験的なものだけでなく、科学的にも証明されてきております。
しかし、これらを正しく運用するために、現在の医療教育では、医学部の教育に東洋医学教育が義務化されたとはいえ、基礎から臨床までの中医学を系統的に学べる教育施設はほとんどありません。
東洋医学は単なる西洋医学の「補助療法」ではありません。その中でも中医学は、厳密な理論を備えた一つの完成された医療体系を成しています。
当学院では皆様に、中医学の基礎から実際の運用まで、経験豊かな教授陣が日本語でわかりやすく講義いたします。
*写真:研修旅行での小児科研修の様子
独立開業および医療従事を目指す方へ
将来への展望から可能性を導きます
■発展を続ける中国での医療行為を目指す
必要な資格は?……中医師
方法は?……中国の中医大学で「中医学」と「西洋医学」の両方を勉強します。卒業後は中医大学での漢方薬処方、針灸治療、CT、MR、エコー等はもちろん、西洋医学病院での新薬(今の薬のこと)処方、外科手術等、どの分野に進むことも可能です。
■日本での独立開業を目指す
必要な資格は?……登録販売者
方法は?……薬店を開業します。患者さんの症状を聞いてそれに合う漢方薬を出します。1対1の相談とオーダーメイドが基本です。
■海外での独立開業を目指す
必要な資格は?……国際中医師A級
方法は?……現地での中医師開業試験に合格すると、開業することができます。自費診療が基本です。
中医学により未病予防の生活を目指す方へ
未病(みびょう:Weibing)とは・・・
未病という言葉は約二千年前の中国後漢の時代、『黄帝内経』という古い医学書に初めてあらわれております。
この未病とは字のあらわすように、「未だ病にあらず」と言う状態をさし、黄帝内経では「聖人は己病(いびょう)の病気を治さずして(すでにある病気をなおすのではなく)未病を治す」などの言葉が見られます。
この未病の状態は、日常の食事や生活習慣で改善できる場合が多く、体質に合わせた食物や調理法を学ぶことにより、ご自分やご家族の健康を守ることができます。
中医理論に基づいた未病の予防法を取り入れた食養生を学びましょう。
薬食同源とは、
中国に古くから伝わる言葉で薬と食物は、同じ源(大地)から発していることを意味しております。わが 国では薬(本来の動植物・鉱物などの意味)と食物は区別されていますが、中国では薬も食物も漠然一体となりはっきりした区別がないものが多いのです。「薬 食同源」は、すべての食べ物には、薬と同じように、体の調子を整え、体を健康にする様々な効能があるところからきています。「食に誤りあれば病発す。病発 しても食正しければ病癒す」の思想からきています。