１．腎虚：先天性の不足や房事不節や寒湿の邪気が体に犯して、腎を損傷することなどにより、腎気虚、腎陽虚、腎陰虚になる。
腎気虚なら、衝任虚衰で妊娠できない。
腎陽虚なら、命門火衰で衝任を温煦できなくて妊娠できない。
腎陰虚なら、衝任空虚で妊娠できない。
２．肝鬱：情志の過激の刺激で、肝の疏泄機能が失常して、気機鬱結となり、衝任脈の気血が不和となり、妊娠できない。
３．痰湿：肥満の体質で、或いは脂っこいものなど"膏梁厚味"を取りすぎるこ　とにより、痰湿が体内に生じて、下焦に流れて衝任の気血が不調となり、妊娠できない。
４．血お：気機鬱滞が長くなって、血おとなる。或いは生理中に寒湿の邪気に犯されて、血おとなる。衝任脈がお血により不通となり、妊娠できない。

１、腎気虚型
＜主要症状＞不妊、生理不順で、量が多かったり、少なかったりする、眩暈、耳鳴り、腰酸腿軟、倦怠無力、小便が清長で、舌が薄赤で、苔が薄白で、脈が沈細である。
＜治療原則＞補腎益気、填精益髄

２、腎陽虚型
＜主要症状＞不妊、生理後期、量が少なく、色が浅い、酷ければ閉経になる。おりものが多くて、腰痛、腹冷肢寒、性欲が低い、小便が頻数或いは遺尿がある、顔色が暗くて艶がない、舌が薄赤で、苔が白膩で、脈が沈遅である。
＜治療原則＞温腎助陽、化湿止帯

３、 腎陰虚型
＜主要症状＞不妊、生理後期、量が少なく、色が赤である、眩暈、耳鳴り、心悸不眠、潮熱盗汗、顔色が萎黄で舌が赤で乾燥している、苔が少なく或いはない、脈が細数である。
＜治療原則＞滋補腎陰、調補衝任

４、 肝鬱型
＜主要症状＞不妊、生理後期、量が多かったり、少なかったりする、生理中は乳房、胸脇及び小腹部に脹痛感がする。精神憂鬱或いは怒りっぽい、舌が赤で、苔が薄白で、脈が弦である。
＜治療原則＞疏肝解鬱、理血調経

５、痰湿型
＜主要症状＞不妊、肥満症で、生理後期で或いは閉経となる。おりものが多くて、色が白くて、臭くない、頭が重くて眩暈、胸悶、心悸、倦怠無力、食欲がない、、苔が白膩で、脈が滑である。
＜治療原則＞燥湿化痰、理気調経

６、血お型
＜主要症状＞不妊、生理後期、量が多かったり、少なかったりする。色が黒で、血の固まりを挟む、経行不暢或いは漏下で止まらない、少腹部が痛くて、触ると酷くなる。舌が紫色で或いは�C血点がある、脈が弦渋である。
＜治療原則＞活血化お、温経通絡

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